【2026年】墨田区で家・マンションを売る完全ガイド|相場・流れ・費用の記事

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【2026年】墨田区で家・マンションを売る完全ガイド|相場・流れ・費用

三好 海斗(みよし かいと) この記事の監修者三好 海斗(みよし かいと)
カテゴリー不動産売却
【2026年】墨田区で家・マンションを売る完全ガイド|相場の全体像・売却の流れ・エリア別・注意点と費用

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「墨田区の家やマンションを売りたいけれど、何から始めればいいのか分からない」「今の相場で、いくらくらいで売れるのか知りたい」「古い木造の家や狭い土地でも、ちゃんと売れるのだろうか」――墨田区で不動産の売却を考え始めた方からは、こうしたご相談を多くいただきます。墨田区は、錦糸町や押上のマンションから、京島・八広・鐘ヶ淵の木造住宅まで物件の種類が幅広く、エリアによって相場も売り方も大きく変わります。

この記事は、墨田区で家・マンション・土地を売る方に向けて、相場の全体像から売却の流れ、費用と税金、墨田区ならではの注意点までを一つにまとめた完全ガイドです。地元・押上で営業する不動産会社の視点で、公的なデータと区の制度をもとに解説します。

この記事で分かること

  • 墨田区の売却相場の全体像(地価公示2026、中古マンションの取引価格の中央値)
  • 錦糸町・両国・押上・曳舟・向島・京島・八広・鐘ヶ淵・菊川・森下のエリア別の特徴
  • 墨田区で不動産を売却する流れ(7ステップ)と、法務局・税務署・区役所の窓口
  • 売却にかかる費用・税金と、仮定の数値による手取りの計算例
  • 水害ハザード、木造密集地域・不燃化特区、2項道路・再建築不可、狭小地の注意点
  • 相続・空き家・住み替え・離婚・任意売却・訳あり・買取など、状況別の進め方

結論から言うと、墨田区の不動産は2026年時点で上昇基調にあり、売りやすい環境です。ただし、同じ区内でも駅や町丁によって価格差が大きく、水害・接道・木造密集といった区特有の条件で評価が変わるため、エリアと物件の事情を理解した会社に相談することが、高く・安心して売るための近道です。

目的別に読む記事

この記事の結論

  • 2026年地価公示で墨田区の住宅地は平均61.3万円/㎡、前年比+13.2%と大きく上昇しており、売却には追い風です。
  • 中古マンションの取引価格の中央値は4,200万円(2025年度・1,280件)で、駅別では森下・錦糸町が高く、八広・鐘ヶ淵は手頃です。
  • 売却は「相場確認→書類・権利の確認→査定→媒介契約→売却活動→契約・決済→確定申告」の7ステップで、仲介なら3〜6か月が目安です。
  • 墨田区では水害ハザードの説明、木造密集地域・不燃化特区、2項道路・再建築不可、狭小地の確認が価格と売りやすさを左右します。
  • 相続・空き家・住み替え・離婚・任意売却など状況で進め方が変わるため、仲介と買取の両方を比べられる地元の会社に相談するのが確実です。

墨田区の不動産売却相場の全体像【2026年】

墨田区の不動産相場は、2026年時点で上昇が続いています。土地は地価公示、マンションは実際の取引価格の中央値で見ると、全体の水準と伸びがつかみやすくなります。

土地:地価公示2026で住宅地は平均61.3万円/㎡(+13.2%)

地価公示とは、国土交通省が毎年1月1日時点の標準的な土地の価格を公表するもので、土地取引の目安として使われます。国土交通省「地価公示」(2026年1月1日時点)によると、墨田区の住宅地の平均は1㎡あたり61.3万円(坪単価に換算すると約202.7万円)で、前年比+13.2%でした。商業地も前年比+15.0%と大きく上がっています。

所在地(地価公示の地点) 価格(円/㎡) 坪単価の目安 前年比
千歳1-2-10 915,000 約302.5万円 +15.5%
横川4-4-4 752,000 約248.6万円 +13.8%
亀沢4-22-2 746,000 約246.6万円 +14.8%
本所2-1-9 697,000 約230.4万円 +13.5%
向島3-14-6 692,000 約228.8万円 +14.0%
立川2-12-9 671,000 約221.8万円 +13.5%
京島2-19-16 476,000 約157.4万円 +13.1%
墨田4-21-2 457,000 約151.1万円 +14.3%
八広4-47-7 407,000 約134.5万円 +8.2%

出典:国土交通省「地価公示」(2026年1月1日時点、住宅地の一部地点を抜粋)。区の南部(千歳・横川・亀沢・本所)と北部(京島・墨田・八広)では、同じ住宅地でも1㎡あたり40万円以上の差があります。町丁・駅別の詳しい数値は【2026年】墨田区の土地相場・坪単価|地価推移と町丁・駅別の土地価格、地点ごとの一覧は墨田区の土地相場データベースでご覧いただけます。

マンション:取引価格の中央値は4,200万円

国土交通省「不動産情報ライブラリ」の取引価格情報を当社で集計したところ、2025年度(2025年4月〜2026年3月)の墨田区の中古マンションの取引は1,280件、価格の中央値は4,200万円、㎡単価の中央値は104.0万円でした。中央値とは、価格を順に並べたときに真ん中にくる値のことで、一部の高額物件に引っ張られにくい指標です。2021年度の中央値3,400万円(㎡単価85.7万円)と比べると、㎡単価で約2割上がっています。

墨田区の中古マンション売却相場 駅別の㎡単価の中央値(森下・錦糸町・両国・押上・菊川・曳舟・東向島・八広・鐘ヶ淵)

専有面積の中央値は45㎡と、単身・DINKS向けのコンパクトな住戸が多いのも墨田区の特徴です。間取り別の中央値は、1Kが2,600万円、1LDKが4,750万円、2LDKが5,800万円、3LDKが6,550万円でした。駅別・築年数別の詳しい表は【2026年】墨田区のマンション売却相場|駅別・築年数別の価格と売却の流れにまとめています。

一戸建て:土地の価値と建物の状態で決まる

墨田区の一戸建ては、築年数が経つと建物の評価が下がり、価格の多くを土地の価値が占めるようになります。そのため、地価公示や路線価で土地の水準を押さえたうえで、接道、建物の状態、再建築の可否を確認することが大切です。戸建ての相場と査定の流れは墨田区の戸建ての売却相場|駅別・築年数別の価格と売却事例をご覧ください。

プロのアドバイス:ポータルサイトに出ている「売出価格」は、売主の希望が入った価格で、実際に成約する価格より高めになりがちです。相場を調べるときは、売出価格だけでなく、不動産情報ライブラリの取引価格や、不動産会社が持つ成約事例をあわせて確認しましょう。

エリア別|墨田区の特徴と売却のポイント

墨田区は、南部の総武線・都営線沿いと、北部の東武線・京成線沿いで、街の性格と価格帯が大きく異なります。次の表は、主なエリアの特徴を、地価公示と当社集計の駅別データ(2025年度の中古マンション取引)で整理したものです。

エリア 主な駅・路線 マンション㎡単価の中央値 売却時の特徴
錦糸町 JR総武線・半蔵門線 116.4万円 商業施設が集まり、実需・投資の両方の需要が厚い
両国 JR総武線・都営大江戸線 109.1万円 コンパクト住戸が多く、取引件数は区内最多クラス
押上 半蔵門線・浅草線・京成線・東武線 108.0万円 4路線が使え、スカイツリー周辺のブランド力がある
曳舟 東武線(京成曳舟は京成線) 104.0万円(京成曳舟は95.0万円) 再開発で大規模マンションが増え、ファミリー需要が強い
向島・東向島 東武線 92.5万円(東向島駅) 隅田川沿いの住宅地。戸建てと中小規模のマンションが混在
京島・八広 京成線・東武亀戸線 78.9万円(八広駅) 木造住宅が多く、接道や再建築の可否で価格差が大きい
鐘ヶ淵 東武線 70.0万円 区内では手頃な価格帯。不燃化特区の取組みが進む
菊川・森下 都営新宿線・大江戸線 菊川108.0万円/森下120.0万円 都心に近く、千歳・立川・菊川の住宅地は地価も高い

出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」(2025年4月〜2026年3月の取引)を当社集計。森下駅は江東区にありますが、墨田区千歳・立川・菊川の一部は森下駅が最寄りになります。

錦糸町・両国:区の南部で需要が厚いエリア

錦糸町は、駅の南北に商業施設が集まる区内有数の拠点で、2025年度の中古マンションの価格中央値は5,500万円でした。両国は国技館や江戸東京博物館のある街で、取引件数は225件と区内の駅別で最も多く、コンパクトな住戸の流通が活発です。土地の売却を考えている方は【2026年】錦糸町の土地価格と坪単価|町丁別一覧と売却の目安、【2026年】両国の土地価格と坪単価|地点別一覧とバブル期比較で町丁別の水準を確認できます。

押上・曳舟:スカイツリー周辺と再開発エリア

押上は、東京スカイツリータウンの最寄りで、4路線が使える交通の便の良さが評価されています。曳舟は駅前の再開発で大規模マンションが増え、2025年度の価格中央値は5,500万円、専有面積の中央値は55㎡とファミリー向けの取引が目立ちます。押上のマンションの売却については押上のマンションの売却相場や売却事例、売却までの流れを解説をご覧ください。

向島・京島・八広・鐘ヶ淵:戸建てと土地の取引が多いエリア

区の北部は、戸建てや土地の売却相談が多いエリアです。向島3-14-6の地価公示は69.2万円/㎡と南部に近い水準ですが、京島2-19-16は47.6万円/㎡、八広4-47-7は40.7万円/㎡で、木造住宅が密集する地域ほど価格が抑えられる傾向があります。このエリアでは、道路の幅や接道の状況、不燃化特区の助成を使えるかどうかが、売り方を決める大きなポイントになります。

菊川・森下:都営新宿線沿いの住宅地

菊川・立川・千歳は都営新宿線で都心へ出やすく、地価公示の千歳1-2-10は91.5万円/㎡と、区内の住宅地で最も高い地点です。中古マンションの㎡単価も森下駅で120.0万円と高く、築年数が経った物件でも需要が見込めます。

墨田区で不動産を売却する流れ【7ステップ】

墨田区で不動産を売る流れは、全国共通の手順に、区内の窓口での確認を組み合わせて進めます。仲介で売る場合、相談から引渡しまでは3〜6か月程度が一般的な目安です。

墨田区で不動産を売却する流れ7ステップ(相場確認から確定申告まで)
  1. 相場を調べる:地価公示や不動産情報ライブラリの取引価格で、エリアの水準を把握します。
  2. 書類と権利関係を確認する:登記事項証明書、道路の種別、ハザードマップ、マンションなら管理規約や修繕積立金の状況を確認します。
  3. 査定を依頼する:複数の会社に査定を依頼し、金額だけでなく根拠を比べます。
  4. 媒介契約を結ぶ:売却を任せる会社と媒介契約を結び、売出価格を決めます。
  5. 売却活動・内覧:広告やレインズへの登録で買主を探し、内覧に対応します。反響を見て、2〜3か月を目安に価格を見直します。
  6. 売買契約・決済・引渡し:重要事項説明を経て契約し、残代金の受領と同時に抵当権を抹消して引き渡します。
  7. 確定申告:売却益が出た場合や特例を使う場合は、売却した翌年の2月16日〜3月15日に申告します。

媒介契約の3つの種類

媒介契約とは、不動産会社に売却の仲介を依頼する契約のことで、宅地建物取引業法で3つの種類が定められています。

種類 他社への依頼 自分で見つけた買主 業務報告 レインズ登録
専属専任媒介 不可 不可(依頼した会社を通す) 1週間に1回以上 契約から5日以内(休業日を除く)
専任媒介 不可 可 2週間に1回以上 契約から7日以内(休業日を除く)
一般媒介 可(複数社に依頼できる) 可 義務なし 義務なし

専属専任・専任媒介の契約期間は、宅地建物取引業法第34条の2により3か月以内とされています。レインズとは、国土交通大臣が指定する不動産流通機構が運営する物件情報のネットワークで、登録すると他の不動産会社も買主を紹介できるようになります。

売却に必要な主な書類

  • 登記識別情報(登記済権利証)、本人確認書類、印鑑証明書
  • 固定資産税の納税通知書・評価証明書(23区では都税事務所が発行。墨田区は墨田都税事務所)
  • 購入時の売買契約書・重要事項説明書・領収書(取得費の計算に使います)
  • マンション:管理規約、使用細則、長期修繕計画、総会の議事録
  • 戸建て・土地:測量図、境界確認書、建築確認済証・検査済証

書類の入手先と、契約時・決済時に分けたチェックリストは【2026年版】不動産を売却する際に必要な書類|契約・決済別チェックリストで解説しています。

マンションと戸建て・土地で違う準備

同じ売却でも、マンションと戸建て・土地では、買主が気にする点と売主が準備するものが異なります。墨田区では、マンションは管理と水害対策、戸建て・土地は道路と境界が、とくに確認される傾向があります。

確認する項目 マンション 戸建て・土地
価格を左右する要素 駅距離・階数・向き・管理状況・修繕積立金の水準 土地の広さと形・接道・道路の種別・建物の状態
事前に用意する資料 管理規約・長期修繕計画・総会の議事録 測量図・境界確認書・建築確認済証・検査済証
墨田区で特に見られる点 電気設備の位置、止水板など管理組合の水害対策 2項道路のセットバック、再建築の可否、木造密集地域かどうか
費用がかかりやすい作業 ハウスクリーニング、軽微な補修 境界確定の測量、古家の解体、残置物の処分

戸建てや土地の境界が確定していないと、買主が決まってから測量を始めることになり、引渡しが遅れる原因になります。隣地の方の立ち会いが必要なため、売却を決めたら早めに測量の要否を確認しておきましょう。マンションの場合は、管理会社から「重要事項に係る調査報告書」を取り寄せ、管理費・修繕積立金の滞納や大規模修繕の予定を把握しておくと、買主からの質問にすぐ答えられます。

墨田区の売却で使う窓口|法務局・税務署・区役所

墨田区の不動産の登記は東京法務局墨田出張所、税金は本所税務署または向島税務署、道路や建築の記録は墨田区役所の建築指導課が窓口です。売却前に確認しておくと、査定や契約の段階で慌てずに済みます。

窓口 確認・手続きできること 所在地・連絡先(2026年10月時点)
東京法務局 墨田出張所 登記事項証明書・公図・地積測量図の取得、相続登記、抵当権抹消 墨田区菊川1丁目17番13号/03-3631-1408
本所税務署 譲渡所得の確定申告(区の南部の町名など) 墨田区業平1丁目7番2号/03-3623-5171
向島税務署 譲渡所得の確定申告(京島・墨田・立花・東向島・文花・八広など) 墨田区東向島2丁目7番14号/03-3614-5231
墨田区 建築指導課(区役所9階) 建築計画概要書の閲覧、建築基準法上の道路の種別(指定道路図)の確認 墨田区吾妻橋1丁目23番20号
墨田区 都市整備課(細街路担当) 細街路拡幅整備事業(幅4m未満の道路の拡幅)の相談 03-5608-6292

税務署の管轄は、申告する方の住所地で決まります。墨田区内の管轄町名の詳細は東京国税局「東京都墨田区・江東区」で確認できます。建築計画概要書は、建物の敷地面積・延べ面積・構造・配置図などが記載された書類で、閲覧は無料、コピーは1枚10円です(墨田区「建築計画概要書の閲覧・コピー」)。

墨田区ならではの注意点|水害・木造密集・接道・狭小地

墨田区で不動産を売るときは、水害ハザード、木造密集地域、道路の幅と接道、狭小地の4点を事前に確認しておくことが大切です。いずれも買主が必ず確認する項目で、売主が先に把握しておくと、価格交渉や契約後のトラブルを防げます。

墨田区で家を売る前に確認したい4つのこと(水害ハザード・不燃化特区・2項道路・狭小地)

水害ハザードの説明は重要事項説明の義務

2020年8月28日に施行された宅地建物取引業法施行規則の改正により、不動産の売買では、重要事項説明で水防法に基づく水害ハザードマップ上の物件の所在地を説明することが義務になりました。墨田区は荒川と隅田川に挟まれた低地が広く、区は洪水・高潮・内水氾濫(雨水出水)の水害ハザードマップを公表しています(墨田区「墨田区水害ハザードマップ」)。

浸水想定区域に入っていること自体は区内の多くの物件に共通するため、それだけで売れなくなるわけではありません。マンションなら住戸の階数や電気設備の位置、戸建てなら基礎の高さや過去の浸水の有無など、リスクと対策をセットで説明できるように準備しておくと、買主の不安を和らげられます。

木造密集地域と不燃化特区(京島周辺・鐘ヶ淵周辺)

木造密集地域とは、古い木造住宅が狭い道に沿って密集し、火災や地震の被害が広がりやすい地域のことです。墨田区では、京島周辺地区(京島二・三丁目など)と鐘ヶ淵周辺地区(墨田二〜五丁目など)が東京都の「不燃化特区」に指定され、老朽建築物の建替えや除却への助成が行われています(墨田区「不燃化特区」、2026年10月時点で令和13年3月31日までの事業予定)。

売却前に古い家を解体するかどうかは、助成の対象になるか、更地にすると固定資産税の住宅用地の特例が外れることも含めて判断します。助成には申請の順番や要件があるため、解体の契約をする前に区へ確認してください。

2項道路・再建築不可

建築基準法では、建物の敷地は原則として幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません(接道義務)。2項道路とは、幅4m未満でも建築基準法上の道路とみなされる道のことで、建替えの際には道路の中心から2mの位置まで敷地を後退させる「セットバック」が必要です。接道が2m未満の土地や、建築基準法上の道路に接していない土地は、原則として建替えができない「再建築不可」になります。

再建築不可の物件は、買主が住宅ローンを使いにくいため仲介では売りにくく、隣地の方への売却や、不動産会社による買取が現実的な選択肢になります。調べ方と売り方は【2026年】墨田区の再建築不可物件の買取ガイド|調べ方と売り方で詳しく解説しています。

狭小地・狭小3階建て

墨田区には、敷地が15坪前後の狭小地に建てた3階建ての戸建ても多くあります。狭小地は総額が抑えられるため購入層は広い一方、セットバックが必要な場合は有効な敷地がさらに狭くなり、同じ規模の建物を建てられないことがあります。増築部分がある、検査済証がないといった場合は、買主の住宅ローンの審査に影響するため、建築計画概要書で建築時の記録を確認しておきましょう。

売却にかかる費用・税金と手取りの計算例

不動産を売るときにかかる主な費用は、仲介手数料、印紙税、抵当権抹消の費用で、売却益が出た場合は譲渡所得税・住民税がかかります。手取り額は「売却価格−費用−住宅ローン残高−税金」で考えます。

費用・税金 内容(2026年10月時点)
仲介手数料 上限は売買価格×3%+6万円+消費税(売買価格400万円超の場合)。800万円以下の低廉な空家等は、売主から受け取れる上限が30万円+消費税となる特例あり
印紙税 売買契約書に貼付。軽減措置により、契約金額1,000万円超5,000万円以下は1万円、5,000万円超1億円以下は3万円(2027年3月31日までに作成した契約書)
抵当権抹消の費用 登録免許税は不動産1個につき1,000円。司法書士に依頼する場合は報酬が別途かかる
譲渡所得税・住民税 売却した年の1月1日時点で所有期間5年超は20.315%、5年以下は39.63%(復興特別所得税を含む)
その他 測量・境界確定費用(土地・戸建て)、解体費用、引越し費用、ハウスクリーニングなど

手取りの計算例(仮定の数値)

次の表は、墨田区の中古マンションを、2025年度の取引価格の中央値と同じ4,200万円で売ったと仮定した計算例です。実際の取引事例ではありません。

項目(仮定) 金額
売却価格 4,200万円
仲介手数料(上限:4,200万円×3%+6万円、税込) 約145.2万円
印紙税(軽減措置後) 1万円
抵当権抹消の費用(登録免許税と司法書士報酬の仮定) 約3万円
住宅ローン残高(仮定) 2,000万円
手元に残る金額(税金を除く概算) 約2,050.8万円

この例でマイホームとして住んでいた物件なら、売却益が3,000万円以下であれば「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除」により、譲渡所得税はかからない計算になります。ただし、特例を使うには確定申告が必要で、親族への売却でないことなどの要件があります(国税庁「No.3302 マイホームを売ったときの特例」)。所有期間が10年を超えるマイホームなら、課税譲渡所得6,000万円以下の部分の税率を14.21%に下げる軽減税率の特例もあります。

売却後の確定申告の手順は【2026年版】不動産売却後の確定申告は必要?自宅・マンションの3,000万円控除と手順で解説しています。

状況別ガイド|相続・空き家・住み替え・離婚・任意売却・訳あり・買取

不動産を売る理由によって、必要な手続きや使える特例、相談すべき専門家が変わります。墨田区で多いご相談を、状況別に整理しました。

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早く現金化したい(買取) 仲介との価格差と、引渡しまでの期間 墨田区の不動産買取ガイド

相続した不動産は、2024年4月1日から相続登記が義務になりました。相続で不動産を取得したことを知った日から3年以内の申請が必要で、2024年3月以前に相続した不動産も2027年3月31日までに登記する必要があります(法務省、2026年10月時点)。売却するには、先に相続人の名義に登記を移すことが前提です。

住み替えは「売り先行」か「買い先行」かを先に決める

区内での住み替えでは、今の家を先に売る「売り先行」と、新居を先に買う「買い先行」のどちらで進めるかを最初に決めます。売り先行は資金計画が立てやすい一方、仮住まいが必要になる場合があります。買い先行は新居をじっくり選べますが、売却が長引くと二重のローンや維持費の負担が生じます。売却の期限が決まっている場合は、一定期間内に売れなければ不動産会社が買い取る「買取保証」付きの仲介を検討する方法もあります。新居で住宅ローン控除を使う予定がある場合、売った家で3,000万円の特別控除を使うと併用できない期間があるため、税理士に有利な組み合わせを確認しましょう。

仲介と買取、どちらで売るべきか|判断の目安

相場に近い価格で売りたいなら仲介、早さや確実さ、手間の少なさを優先するなら買取が向いています。墨田区では、一般的なマンションや接道に問題のない戸建ては仲介、再建築不可や老朽化した木造住宅、残置物の多い空き家は買取を比べる価値があります。

墨田区の不動産売却で仲介と買取を比較した表(価格・期間・手数料・内覧・向く物件)
  1. 売却の期限があるか:住み替えの引渡し日や相続税の納付期限など、期限が近い場合は買取も候補にします。
  2. 住宅ローンで買える物件か:再建築不可や検査済証がない物件は買主の融資が難しく、仲介では時間がかかりやすくなります。
  3. 手を入れずに売りたいか:片付けや修繕をせずに売りたい場合は、現状のまま引き取れる買取が向いています。
  4. 近所に知られたくないか:広告を出さずに売りたい場合も、買取が選択肢になります。
  5. 手取りで比べる:仲介は仲介手数料や売れるまでの維持費がかかるため、価格だけでなく手取りで比べます。

仲介での売却は不動産売却のページ、当社が直接買い取る方法は不動産買取のページでご案内しています。

墨田区で高く売るための5つのポイント

  1. 査定は根拠で比べる:一番高い査定額の会社を選ぶと、売れ残って値下げを繰り返すことがあります。成約事例や地価のデータで説明できるかを確認しましょう。会社選びのポイントは【2026年】墨田区の不動産会社の選び方|口コミの見方と良い担当者の見分け方で解説しています。
  2. エリアの強みを伝える:駅や路線、再開発、生活施設など、買主が重視する情報を広告に盛り込みます。
  3. 弱点は先に調べて伝える:浸水想定、接道、検査済証の有無などは、契約後に分かるとトラブルになります。民法改正(2020年4月1日施行)以降、売主は契約の内容に適合しない場合の「契約不適合責任」を負うため、事前の説明が大切です。
  4. 内覧の準備をする:片付けと清掃、明るさの確保で印象が変わります。マンションなら共用部の状態も見られます。
  5. 価格の見直し時期を決めておく:反響が少ないまま時間がたつと「売れ残り」の印象がつくため、2〜3か月ごとに反響を見て見直します。

売れない原因の考え方は家がなかなか売れない人必見!売れない理由を業界視点で紹介しますも参考になります。

当社に相談した場合の進め方

株式会社セルフリジェネレーション(東京都墨田区押上・江戸川区瑞江に店舗、宅地建物取引業 東京都知事(2)第105830号)にご相談いただいた場合は、次のように進めます。

  1. ご相談(電話・LINE・来店):売りたい理由、時期、ローンの残高などをお聞きします。
  2. 物件の調査:法務局で登記を確認し、区役所で道路の種別や建築の記録、ハザードマップを確認します。
  3. 査定と売り方のご提案:地価公示や成約事例をもとに査定額の根拠をお伝えし、仲介と買取の手取りを並べてご提案します。
  4. 売却活動または買取:仲介ならレインズへの登録と広告で買主を探し、買取なら当社が直接買い取ります。
  5. 契約・決済・確定申告のサポート:税金や登記は、顧問税理士や提携の司法書士と連携してサポートします。

墨田区の不動産売却なら押上本店へ。墨田区の不動産売却は地元・押上のセルフリジェネレーションへご相談ください。

墨田区で家・マンションを売るならセルフリジェネレーション|本店Googleクチコミ★4.8

セルフリジェネレーションは、墨田区押上の本店と錦糸町オフィスを拠点に、区内の売却・購入・買取をお手伝いしている地域密着の不動産会社です。当社ホームページに掲載しているGoogleクチコミの評価は、本店★4.8・瑞江店★4.9(2026年10月時点)です。

口コミで評価されているポイント

いただいている口コミでは、価格設定の説明や進捗報告の細やかさ、親身な相談対応を評価していただいています。売却は、価格を決めるときと、売り出してから反響を待つ間に不安が大きくなりがちです。当社では、査定額の根拠を丁寧に説明し、売却活動の状況をこまめにご報告することを大切にしています。

「売却に当たり価格の設定や進捗状況の報告等細やかにしていただき安心できました」(Googleクチコミより一部抜粋)

セルフリジェネレーションの強み

  • 墨田区に2拠点:押上の本店と錦糸町オフィスから、両国・曳舟・向島・京島・八広・鐘ヶ淵・菊川まで区内各地へ伺います。
  • 墨田区・江戸川区に特化:木造密集地域や2項道路、水害ハザードなど、区特有の事情を踏まえて査定します。
  • 売却も買取も対応:仲介と買取の両方を比べ、期限と手取りのバランスで最適な売り方をご提案します。
  • 業界経験10年以上のスタッフのみ在籍:相続・空き家・再建築不可など、売りにくい物件のご相談にも対応しています。
  • 専門家に無料相談:顧問弁護士・税理士・ファイナンシャルプランナーへの無料相談が可能です。
  • LINE・オンライン相談:遠方にお住まいの方や、来店が難しい方もご相談いただけます。

「まずは価格だけ知りたい」という方は無料査定からどうぞ。墨田区の不動産売却なら押上本店へ――セルフリジェネレーション公式サイトから、店舗情報やご相談方法をご確認いただけます。

よくある質問

墨田区で家を売るとき、何から始めればよいですか?

まず、地価公示や不動産情報ライブラリの取引価格で相場を確認し、登記事項証明書や購入時の契約書をそろえることから始めます。そのうえで複数の不動産会社に査定を依頼し、金額の根拠を比べて依頼先を決めます。古い家や狭い道に面した家は、区役所で道路の種別も確認しておくと安心です。

墨田区のマンションはいくらくらいで売れますか?

国土交通省の不動産情報ライブラリを当社で集計すると、2025年度の墨田区の中古マンションの取引価格の中央値は4,200万円、㎡単価の中央値は104.0万円でした。駅別では森下や錦糸町が高く、八広や鐘ヶ淵は手頃な水準です。実際の価格は駅からの距離、築年数、広さ、管理状況で変わります。

墨田区で不動産を売るのに、費用はいくらかかりますか?

主な費用は仲介手数料、印紙税、抵当権抹消の費用で、4,200万円で売る場合の仲介手数料の上限は税込約145.2万円です。印紙税は軽減措置により1,000万円超5,000万円以下の契約で1万円です。売却益が出た場合は譲渡所得税・住民税がかかりますが、マイホームなら3,000万円の特別控除を使える場合があります。

不動産の売却には、どのくらいの期間がかかりますか?

仲介で売る場合、相談から引渡しまで3〜6か月程度が一般的な目安です。人気の駅に近いマンションは早く決まることもあり、再建築不可や老朽化した戸建ては長引くことがあります。期限がある場合は、不動産会社が直接買い取る方法なら、条件次第で数週間程度で現金化できます。

墨田区のハザードマップで浸水想定区域に入っていても売れますか?

浸水想定区域に入っていても売ることはできます。墨田区は荒川と隅田川に挟まれた低地が広く、区内の多くの物件が浸水想定区域に含まれるためです。重要事項説明で水害ハザードマップ上の位置を説明する義務があるので、階数や設備の位置などの対策とあわせて説明できるように準備しておきましょう。

再建築不可や古い木造の家でも売れますか?

再建築不可や古い木造の家でも売ることはできます。買主が住宅ローンを使いにくいため仲介では時間がかかりやすく、隣地の方への売却や、不動産会社による買取が現実的な方法になります。京島周辺や鐘ヶ淵周辺では不燃化特区の助成を使える場合もあるため、売り方とあわせて確認しましょう。

まとめ

墨田区の不動産は、2026年地価公示で住宅地が前年比+13.2%と上昇しており、売却を考えるには良い環境です。一方で、駅や町丁による価格差が大きく、区特有の条件で評価が変わるため、データと現地の事情の両方を踏まえて売り方を決めることが大切です。

  • 相場は、土地なら地価公示(住宅地平均61.3万円/㎡)、マンションなら取引価格の中央値(4,200万円)で全体像をつかみます。
  • 錦糸町・両国・押上・菊川・森下は価格水準が高く、京島・八広・鐘ヶ淵は戸建て・土地の取引が多いエリアです。
  • 売却は7ステップで進み、法務局墨田出張所、本所・向島税務署、区の建築指導課で必要な情報を確認できます。
  • 水害ハザード、木造密集・不燃化特区、2項道路・再建築不可、狭小地は、売る前に確認しておきましょう。
  • 相続・空き家・住み替え・離婚・任意売却・訳ありなど、状況に合わせて仲介と買取を比べると、納得できる売却につながります。

「売るかどうかまだ決めていない」という段階でも、相場の確認や売り方の比較からお手伝いします。お気軽にご相談ください。

この記事の執筆・監修
株式会社セルフリジェネレーション(宅地建物取引業 東京都知事(2)第105830号/公益社団法人 東京都宅地建物取引業協会会員)。墨田区・江戸川区を中心に、業界経験10年以上のスタッフが不動産の売却・購入・買取をサポートしています。
最終更新日:2026年10月10日

墨田区の家・マンションの売却はセルフリジェネレーションへ

株式会社セルフリジェネレーションは、墨田区・江戸川区を中心に不動産の売却・購入・買取をサポートしている地域密着の不動産会社です。「まずは価格だけ知りたい」「売るか迷っている」という段階でも、お気軽にご相談ください。

フリーダイヤル:0800-600-0363(受付 10:00〜20:00/定休日:火・水)
本店:東京都墨田区押上1丁目11番6号1階/瑞江店:東京都江戸川区谷河内2丁目2番3号1階/錦糸町オフィス:東京都墨田区錦糸2丁目4-10 ライオンズマンション錦糸町第三 3階

江戸川区の不動産を売却する場合は、「江戸川区の不動産売却ガイド」で、江戸川区の相場と注意点を解説しています。

三好 海斗(みよし かいと)

この記事の監修者

三好 海斗(みよし かいと)

株式会社セルフリジェネレーション 代表取締役
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宅地建物取引士。不動産賃貸経営管理士。既存住宅アドバイザー。1988年生まれの福島県出身。不動産業歴は14年。不動産賃貸・売買仲介をはじめ、投資用不動産、中古不動産仕入れ再販、中古不動産×リノベーションなど様々な不動産企業で経験を積み、自身でも自宅、投資用不動産等で5回不動産購入・売却を経験。2020年にセルフリジェネレーションを設立。2021年にメディア取材や自社サービスや取組みが各メディア(55社の媒体)へ掲載される。

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