【2026年】江戸川区の新庁舎と船堀の不動産|価格への影響と売り時の記事

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【2026年】江戸川区の新庁舎と船堀の不動産|価格への影響と売り時

三好 海斗(みよし かいと) この記事の監修者三好 海斗(みよし かいと)
カテゴリー不動産売却
【2026年】江戸川区の新庁舎と船堀の不動産|価格への影響と売り時のアイキャッチ

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「区役所が船堀に移ると、うちのマンションは値上がりする?」「新庁舎ができるまで売るのを待ったほうが得?」。江戸川区役所の新庁舎を船堀駅前に建てる計画が進み、船堀やその周辺に家を持つ方、これから買う方からこうしたご相談が増えています。ただ、ネットには見直し前の古い予定や、根拠の分からない話も残っています。

この記事では、江戸川区・東京都の公表資料(2026年11月4日確認)と国土交通省の取引・地価データをもとに、新庁舎が船堀の不動産に与える影響を、江戸川区に店舗のある不動産会社の視点で整理しました。

この記事で分かること

  • 新庁舎の最新スケジュール(開庁目標・工事の着手時期)と計画の中身
  • 船堀駅の中古マンション価格と地価が、この5年でどれだけ動いたか
  • 町・駅からの距離で違う影響の出方と、現庁舎のある中央地区の見通し
  • 「完成を待って売るか、今売るか」の判断の目安と、待つ費用の計算例

結論を先にお伝えすると、新庁舎は船堀駅前の利便性と防災力を高める好材料ですが、開庁目標は2033年1〜6月で、船堀の価格はすでに上がっています。「完成を待てば必ず高く売れる」とは言えないため、ご自身の予定と物件の条件から売り時を決めることが大切です。

この記事の結論

  • 江戸川区の新庁舎は船堀駅から徒歩3分の場所に建つ計画で、開庁目標は2033年1〜6月です(2025年12月23日の区の発表)。
  • 再開発ビルの工事施工者を選び直すため、建設工事の着手は2029年4〜9月の予定となり、前回の公表から2年〜2年5か月延びました。
  • 船堀駅の中古マンションの1㎡あたり価格は2021→2025年度に約27%上がり、区全体(約21%)と隣の一之江駅(約20%)を上回りました。
  • ただし、1980年以前に建てられた旧耐震の住戸はこの5年で上がっておらず(件数10件前後の参考値)、影響の出方は物件によって違います。
  • 開庁まで6年以上あるため、空き家や住み替え・相続の期限がある物件は、待つ費用と税の期限を比べてから売り時を決めるのが安全です。

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江戸川区の新庁舎はいつ開庁?船堀四丁目地区の計画と最新スケジュール

江戸川区の新庁舎の開庁目標は「2033年1月〜6月の間」です。区は2025年12月23日、再開発ビルの工事施工者の選定に至らず、再選定に向けて事業スケジュールを見直すと再開発組合から説明があったため、開庁目標を変更したと発表しました(江戸川区の発表)。

新庁舎は、船堀駅から徒歩3分の「船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業」(約2.6ha)の中で建てられます。市街地再開発事業とは、細かく分かれた土地や古い建物をまとめて共同の建物に建て替え、道路や広場も一緒に整備する事業のことです。

項目 内容
庁舎棟 地上21階・高さ約99m。区役所本庁舎と都税事務所が入り、区内に分散している保健所の機能も集約
再開発ビル(民間棟) 延べ約58,500㎡。商業・業務・保育所・住宅約400戸
防災 窓口・執務室などの主要機能を2階以上に配置。船堀駅・庁舎・再開発ビル・タワーホール船堀を歩行者デッキで結ぶ
費用 新庁舎の工事費は約694億円(2025年12月の積算)、再開発の総事業費は約1,146億円

※出典:江戸川区「新庁舎開庁までのスケジュール及び工事費について」(2025年12月23日)、「江戸川区新庁舎実施設計(リーフレット版)」(2026年5月)、東京都都市整備局「船堀四丁目地区」(2025年10月31日更新)。

これまでの経過と今後の予定

江戸川区の新庁舎(船堀四丁目地区)のスケジュール(2021年3月の基本構想、2023年10月の都市計画決定、2025年7月の組合設立認可、2025年12月の見直し、2026年3月の実施設計完成、2029年4〜9月の建設工事着手予定、2033年1〜6月の開庁目標)
時期 主な出来事
2021年3月 新庁舎建設基本構想・基本計画を策定
2023年10月 船堀四丁目地区の再開発を都市計画決定(10日)
2025年7月 東京都が再開発組合の設立を認可(16日)
2025年12月 工事施工者の再選定に向けてスケジュールを見直し、開庁目標を変更(23日)
2026年3月 新庁舎の実施設計が完成
2027年度以降 再開発組合による解体工事など(予定)
2029年4〜9月 建設工事の着手(予定)
2033年1〜6月 新庁舎の開庁目標

※出典:江戸川区「新庁舎建設」、前掲の区の資料、「江戸川区新庁舎建設工事に関するサウンディング型市場調査」(2026年9月1日更新)、東京都の報道発表(2025年7月15日)。

2025年7月の東京都の発表では工事着手を2027年度、建物の竣工を2030年度としていましたが、同年12月の見直しで建設工事の着手は2029年4〜9月に延びました(新庁舎の建設期間そのものは変わらないとされています)。見直し前の予定のままの記事もあるため、時期は区の最新の発表で確かめましょう。

区は概ね1年ごとに状況を公表するとしており、2026年9月からは新庁舎建設工事のサウンディング型市場調査も行っています。サウンディング型市場調査とは、発注の前に民間事業者と対話し、参入の意向やスケジュールの妥当性、工事費の実勢などを聞き取る調査のことです。

新庁舎は船堀の不動産にどう影響する?プラス材料と注意点

新庁舎は、船堀駅前に行政と防災の拠点が集まることで、駅周辺の利便性と街の評価を高めるプラス材料です。一方で、完成まで6年以上あることや再開発ビルの住宅の供給など、価格の面で注意したい点もあります。

区分 主な内容 影響を受けやすい物件
プラス 区役所・保健所・都税事務所が駅前に集まり、手続きの利便性が上がる 駅徒歩圏の住宅
プラス 商業・保育所・広場の整備と歩行者デッキで、駅前の回遊性とにぎわいが増す 駅前・幹線道路沿い
プラス 「高台まちづくり」で、水害時の一時的な避難先が駅前にできる 駅周辺の住宅
注意 開庁目標は2年以上延びた実績があり、時期が再び変わる可能性もある 完成を待つ予定の物件
注意 再開発ビルに住宅約400戸ができ、駅近の新築と比べられる 駅近の中古マンション
注意 工事中の騒音・通行の変化があり、浸水の想定は変わらない 区域の周り・低層の住宅

「高台まちづくり」のモデル地区|浸水想定は3〜5m程度

船堀地区は、国と東京都が2020年12月に策定した「災害に強い首都『東京』形成ビジョン」で、高台まちづくりのモデル地区の一つに選ばれています。高台まちづくりとは、大規模な水害で広域避難ができない場合でも命を守れるよう、浸水しない高さの建物や通路を線や面でつなぎ、避難先を確保するまちづくりのことです。

区によると、荒川の左岸が決壊した場合、船堀駅前地区の浸水深は3〜5m程度、浸水の継続時間は最大2週間以上と想定されています。そこで新庁舎・再開発ビル・タワーホール船堀を「防災活動拠点」とし、船堀駅まで、延長約240m・地上から約5.5m以上の高さの歩行者デッキで結ぶ計画です(江戸川区「船堀駅前地区高台まちづくり」、2026年6月15日更新)。

ただし、デッキができても周りの住宅の浸水想定は変わらず、家を売るときは水害ハザードマップ上の位置を重要事項説明で買主に説明します(「江戸川区のハザードマップと不動産売却|価格への影響と説明義務」)。

【データ】船堀の中古マンション価格と地価はこの5年でどう動いた?

船堀駅が最寄りの中古マンションの1㎡あたり価格(中央値)は、2021年度の57.3万円から2025年度の72.7万円へ約27%上がりました。同じ期間の江戸川区全体(約21%)や、隣の一之江駅(約20%)を上回っています。中央値とは、価格の順に並べたときに真ん中にくる値のことです。

船堀駅が最寄りの中古マンションの1㎡あたり価格の中央値の推移(2021年度57.3万円、2022年度59.4万円、2023年度62.5万円、2024年度68.5万円、2025年度72.7万円)の棒グラフ
年度 船堀駅 一之江駅 江戸川区全体
2021年度 57.3万円(70件) 52.6万円(42件) 55.3万円(863件)
2022年度 59.4万円(92件) 57.1万円(44件) 58.7万円(855件)
2023年度 62.5万円(91件) 60.0万円(55件) 60.0万円(840件)
2024年度 68.5万円(110件) 54.7万円(45件) 60.0万円(972件)
2025年度 72.7万円(107件) 63.3万円(48件) 67.1万円(1,013件)
5年の変化 約27% 約20% 約21%

※出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」の成約価格情報と不動産取引価格情報(中古マンション等、各年度4月〜翌年3月)を当社集計。1㎡あたり価格の中央値。

船堀駅は2021〜2023年度には区全体より1〜4%高い程度でしたが、2024年度は約14%、2025年度は約8%上回りました。2023年10月の都市計画決定の後にあたり、再開発が具体化したことを評価する買主が増えた可能性があります。ただし、年度ごとの数字は、その年に取引された物件の築年や駅からの距離の構成でも動きます。

築年・駅からの距離で見ると上がり方に差がある

1981年以降に建てられた住戸はどの築年でも5年で3割近く上がった一方、1980年以前の旧耐震の住戸は上がっていません。駅からの距離別では、駅に近いほど大きく上がったわけではありません。

区分(船堀駅) 2021年度 2025年度 変化
1980年以前築 45.7万円(11件) 43.3万円(10件) 約5%下落
1981〜2000年築 50.0万円(11件) 64.6万円(28件) 約29%
2001〜2010年築 56.9万円(27件) 72.4万円(32件) 約27%
2011年以降築 77.1万円(17件) 98.7万円(37件) 約28%
駅徒歩5分以内 78.3万円(18件) 98.5万円(35件) 約26%
駅徒歩6〜10分 56.3万円(30件) 71.2万円(39件) 約26%
駅徒歩11〜15分 54.1万円(14件) 62.0万円(17件) 約15%
駅徒歩16分以上 45.9万円(8件) 61.4万円(15件) 約34%

※出典は上の表と同じ(1㎡あたり価格の中央値)。件数が少ない区分は参考値です。

区全体も約21%上がっているため、この中から新庁舎の効果だけを取り出すことはできません。一方、旧耐震の住戸は住宅ローン控除の耐震の要件や金融機関の審査で不利になりやすく、周りが上がっても価格が伸びにくいことが数字にも表れています。旧耐震のマンションの売り方は「江戸川区のマンション買取|価格の決まり方と旧耐震・団地の売り方」も参考にしてください。

地価は駅前の商業地が大きく上昇

地価公示でも、船堀駅前の商業地(船堀2-23-18、駅から130m)は2026年に1㎡103万円となり、5年で約35%上がりました。隣の一之江駅前(約28%)を上回りますが、市街地再開発事業のない篠崎駅前も約40%上がっており、駅前の商業地の上昇は区内の各駅に共通する動きでもあります。地価公示とは、国土交通省が毎年1月1日時点の標準的な土地の価格を判定し、3月に公表するものです。

地点(用途・最寄駅) 2021年 2026年 前年比 5年の変化
船堀2-23-18(商業地・船堀駅130m) 76.1万円 103万円 +11.4% 約35%
一之江3-2-37(商業地・一之江駅110m) 45.3万円 58.2万円 +7.4% 約28%
篠崎町7-27-8(商業地・篠崎駅に近接) 59.7万円 83.5万円 +11.0% 約40%
船堀2-12-9(住宅地・船堀駅450m) 44.2万円 54.6万円 +6.6% 約24%

※出典:国土交通省「地価公示」(各年1月1日時点、国土数値情報より当社集計。1㎡あたり・所在は住居表示)。船堀の地点別の価格は「船堀駅の土地価格・坪単価|船堀・松江・東小松川の地点別一覧と推移」で詳しく紹介しています。

町・駅からの距離で違う新庁舎の影響|船堀・松江・東小松川・中央

新庁舎の影響は、再開発の区域に近く駅に歩いて行ける物件ほど受けやすいと考えられます。区域から離れた物件は、駅からの距離・築年・用途地域など物件自体の条件で価格が決まる部分が大きくなります。

江戸川区の新庁舎が船堀の不動産に与える影響と売るときのポイントのエリア別比較(再開発の区域内、船堀駅の徒歩圏、駅から徒歩15分超、中央・松島の現庁舎の周辺)
町名(船堀駅が最寄り) 2021年度 2025年度 変化
船堀 60.0万円(40件) 84.6万円(61件) 約41%
松江 55.0万円(13件) 65.0万円(25件) 約18%
東小松川 57.3万円(7件) 66.9万円(12件) 約17%

※出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」(成約価格情報・取引価格情報)を当社集計。中古マンションの1㎡あたり価格の中央値。宇喜田町・北葛西・一之江町は件数が少ないため省いています。

船堀の町内は約41%と大きく上がりましたが、2025年度は駅徒歩5分以内の取引が61件中35件と6割近くを占め(2021年度は40件中18件)、駅近の取引が増えたことも数字を押し上げています。同じ駅徒歩5分以内どうしで比べると約26%の上昇です。駅から離れた松江・東小松川は約17〜18%で、区全体(約21%)をやや下回りました。

再開発の区域内・すぐ近くの土地を売るときの手続き

船堀四丁目地区の区域内の土地は、売買や建築に手続きが必要です。

  • 土地を有償で譲るとき(都市計画法57条):2023年10月26日の公告により、同年11月6日以降に区域内の土地を有償で譲るときは区長への届出が必要です。土地とその上の建物などを一緒に譲る場合は除かれます(江戸川区)。
  • 建築や土地の形を変えるとき(都市再開発法66条):組合設立認可の公告後は、区域内での土地の形質の変更、建物の新築・改築・増築、5トンを超える物件の設置・堆積に許可が必要で、審査には30日程度かかります(江戸川区)。

区域内の権利は権利変換で置き換わる仕組みです。権利変換とは、再開発前の土地・建物の権利を、価値に見合った新しい建物の床と敷地の権利に移すことです。売買を考えるときは、まず再開発組合と区の新庁舎整備課に相談しましょう。

区役所が移る中央・松島周辺はどうなる?

現在の本庁舎(中央一丁目)の跡地は、区が官公署として活用する方針で、小松川警察署(松島一丁目)の移転先として警視庁と協議を進めています(江戸川区の発表、2024年3月29日)。区は地元の意見を踏まえ、施設機能の複合化と、移転後の速やかな警察署の建設を警視庁に求めるとしています。

地点(用途) 最寄駅・距離 2026年 前年比 5年の変化
中央2-15-12(近隣商業地域) 新小岩駅 2,200m 40.6万円 +4.1% 約17%
中央3-5-5(工業地・準工業地域) 新小岩駅 1,600m 35.0万円 +5.1% 約22%
松島2-26-13(住宅地) 新小岩駅 1,300m 41.6万円 +6.7% 約22%
松島4-34-1(住宅地) 新小岩駅 700m 51.8万円 +6.6% 約29%

※出典:国土交通省「地価公示」(2026年1月1日時点、国土数値情報より当社集計。1㎡あたり)。区の平均は東京都財務局「令和8年地価公示価格(東京都分)の概要」。

中央・松島の住宅地の地点(松島2丁目・4丁目)は2026年も前年比6.6〜6.7%上がり、区の住宅地の平均(+5.7%)を上回っています。一方、中央2丁目の近隣商業地域の地点は+4.1%で、区の商業地の平均(+8.7%)を下回りました。駅から2.2km離れた地点で、理由を区役所の移転だけに結びつけることはできませんが、来庁者を相手にした店舗の需要は移転後に変わる可能性があります。

中央の中古マンションは2025年度に31件、1㎡45.6万円(中央値)で、距離が分かる26件中23件が駅から徒歩16分以上でした。もともと駅から遠い地域のため、区役所の移転より、駅までの距離や建物の状態で価格が決まる面が大きいといえます。

新庁舎の完成を待って売るべき?売り時の判断と計算例

「新庁舎の完成を待ってから売る」は、期限のない方には選択肢の一つですが、多くの場合は待つ費用と期限を比べてから決めるべき判断です。開庁目標の2033年前半まで6年以上あり、その間に建物は古くなり、空き家なら管理費や税金もかかり続けます。

江戸川区の新庁舎の完成を待つか今売るかを決める6つのポイント(期限・築年・駅からの距離・待つ費用・新築の供給・開庁の時期)
  1. 期限を確かめる:住み替え・相続税の納付・税の特例の期限があれば優先します。
  2. 築年と駅からの距離を見る:旧耐震や駅から遠い物件は、待つ意味が小さくなります。
  3. 待つ費用を計算する:空き家なら管理費・修繕積立金・固定資産税が年数分かかります。
  4. 今の価格と比べる:訪問査定で今売った場合の手取りを出し、待つ場合と比べます。
  5. 売り方を選ぶ:仲介・買取保証付き売却・買取から、時期と手取りに合う方法を選びます。

計算例|空き家のマンションを6年待つ場合(仮定)

次の数値はすべて説明のための仮定です。船堀駅から徒歩8分・1990年代築・70㎡のマンションを相続し、空き家のまま持っている場合で、今売ると4,500万円とします(2025年度の船堀駅の1981〜2000年築の中央値は1㎡64.6万円)。

待つ費用(6年) 金額(仮定) 計算
管理費・修繕積立金 約252万円 月3.5万円×12か月×6年
固定資産税・都市計画税 約72万円 年12万円×6年
合計 約324万円 今の価格(4,500万円)の約7%
6年後の価格(仮定) 売却額-待つ費用 今売る場合との差
今より10%高い(4,950万円) 約4,626万円 約126万円多い
今と同じ(4,500万円) 約4,176万円 約324万円少ない
今より10%安い(4,050万円) 約3,726万円 約774万円少ない

※仲介手数料・税金・修繕の費用は含めていません。将来の価格を予想したものではありません。

6年で1割上がっても、待つ費用を引いた差は約126万円にとどまり、価格が横ばいなら待った分だけ手取りが減ります。一方、住み続ける自宅なら管理費などは住まいの費用なので、この計算はあてはまりません。マンションの売り時の一般的な考え方は「マンションを売るタイミングはいつ?売り時を決める6つの判断基準」で解説しています。

売り時に関わる税の期限

  • 所有期間5年:売った年の1月1日に所有期間が5年を超えると長期譲渡所得となり、税率は20.315%です(5年以下は39.63%)。
  • 自宅の3,000万円控除:住まなくなった家は、住まなくなった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ることが要件です(国税庁 No.3302)。
  • 相続した空き家の3,000万円控除:相続開始から3年を経過する日の属する年の12月31日まで(かつ2027年12月31日まで)の売却が対象で、1981年5月31日以前に建てられた家などの要件があり、マンションは対象外です(国税庁 No.3306)。
  • 相続財産の取得費加算:相続税を納めた方は、相続税の申告期限の翌日以後3年を経過する日までに売ると、納めた相続税の一部を取得費に加えられます(国税庁 No.3267)。

税金の計算例は「江戸川区の不動産売却の税金|計算例・3,000万円控除と申告先」で解説しています。

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新庁舎を見込んで船堀で家を買う前の確認ポイント

新庁舎を理由に船堀で家を買う場合は、「将来の値上がり」より「今の価格で納得できるか」で判断するのが基本です。2025年度の船堀駅の中古マンションは中央値5,400万円・1㎡72.7万円で、区全体(4,600万円・67.1万円)より高く、計画への期待はすでに価格に含まれていると考えられます。

  • 完成の時期:開庁目標は2033年1〜6月で、再開発ビルの住宅もそれ以降の完成です。時期が延びても困らない資金計画にしましょう。
  • 工事中の環境:2027年度以降の解体工事、2029年度からの建設工事の間は、区域の周りで騒音や通行の変化があります。
  • 水害への備え:浸水想定は3〜5m程度です。住戸の階数、電気設備の位置、火災保険の水災補償を確かめます(江戸川区は損害保険料率算出機構の水災等地で最も高い5等地)。
  • 建物のルール:駅周辺には地区計画や景観地区の決まりがあり、戸建てや土地は建て替えの条件を確認します。
  • 将来の売りやすさ:新築住戸ができた後も選ばれるか、築年と管理の状態で見極めます。

江戸川区でのマンション購入の確認点は「江戸川区のマンション購入|駅別の価格と団地・水害の確認点」、購入の流れ全体は「江戸川区の不動産購入ガイド|エリア選び・相場・流れと注意点」で解説しています。購入のご相談は住宅購入相談からどうぞ。

江戸川区・船堀の不動産売却を相談するならセルフリジェネレーション|瑞江店はGoogleクチコミ★4.9

株式会社セルフリジェネレーション(東京都墨田区押上・江戸川区瑞江に店舗、宅地建物取引業 東京都知事(2)第105830号)は、瑞江店(江戸川区谷河内2丁目)を拠点に、都営新宿線沿線の船堀・一之江・瑞江エリアの売却・購入・買取をお手伝いしています。Googleクチコミの評価は本店★4.8・瑞江店★4.9です(2026年10月時点、当社サイト表示)。

口コミでは、実際の売却価格とほぼ同じだった手堅い査定や、売り方ごとのメリット・デメリットの丁寧な説明を評価いただいています。「新庁舎を待つか、今売るか」のように将来の見通しで迷う場面こそ、地価や取引のデータを示しながら一緒に整理します。

「結果としては、査定金額にドンピシャの金額で購入が決まりましたので、手堅い査定だったと思います。」(Googleクチコミより一部抜粋)

  • 墨田区・江戸川区に特化した地域密着:区の公表資料と船堀の取引データを踏まえて査定します。
  • 業界経験10年以上のスタッフのみが在籍:再開発や水害の想定など、買主への説明が必要な点を整理します。
  • 顧問弁護士・税理士・FPによる無料相談:相続した物件の税の期限も相談できます。
  • 売却も買取も対応:仲介・買取保証付き売却・当社による直接買取を比べて選べます。
  • LINE・オンライン相談が可能:遠方にお住まいの相続人の方もご相談いただけます。

当社に相談した場合の進め方

  1. 物件と再開発の区域・駅との位置関係を、区の資料と地図で確認します。
  2. 同じ駅・同じ築年の取引事例と地価公示から、今売った場合の価格と手取りを試算します。
  3. 待つ場合の管理費・税金と、相続や住み替えの期限を並べ、売る時期の候補を一緒に決めます。
  4. 仲介・買取保証付き売却・当社の直接買取の価格と時期を比べてご提案します(条件は物件ごとに書面でご説明します)。
  5. 水害の想定や再開発の予定は、重要事項説明で書面にしてご説明します。

瑞江店へのお電話は03-6638-8512です。無料査定や無料相談からもお気軽にどうぞ。

江戸川区の新庁舎と船堀の不動産についてよくある質問

江戸川区の新庁舎はいつ開庁しますか?

区の開庁目標は「2033年1月〜6月の間」です(2025年12月23日の区の発表)。再開発ビルの工事施工者を選び直すため建設工事の着手が2029年4〜9月の予定となり、前回の公表から2年〜2年5か月延びました。区は概ね1年ごとに状況を公表するとしています。

新庁舎ができると船堀のマンションは値上がりしますか?

値上がりするとは言い切れません。船堀駅の中古マンションの1㎡あたり価格は2021→2025年度に約27%上がり、区全体の約21%を上回りましたが、区全体も上がっているため新庁舎だけの効果とは言えません。旧耐震の住戸はこの5年で上がっていません。

新庁舎の完成を待ってから売ったほうが得ですか?

一概には言えません。開庁目標まで6年以上あり、空き家なら管理費や固定資産税が待つ年数分かかり、建物も古くなります。住み替えや相続の期限がある場合は、今売った場合の手取りと待つ費用を比べて決めましょう。

区役所が移転すると中央・松島の土地は下がりますか?

2026年の地価公示では、松島の住宅地の地点(2丁目・4丁目)は前年比6.6〜6.7%上がっており、下がってはいません。跡地は官公署として活用する方針で、小松川警察署の移転先として区が警視庁と協議しています。ただし中央2丁目の近隣商業地域の地点は+4.1%で、区の商業地の平均を下回りました。

船堀四丁目地区の区域内の土地は売れますか?

売買はできますが、手続きが必要です。区域内の土地だけを有償で譲るときは都市計画法57条による区長への届出が必要で、建物の新築や土地の形質の変更には都市再開発法66条の許可が要ります。権利変換とも関わるため、まず再開発組合と区の新庁舎整備課に相談しましょう。

船堀の浸水想定はどのくらいですか?

区によると、荒川の左岸が決壊した場合、船堀駅前地区の浸水深は3〜5m程度、浸水の継続時間は最大2週間以上と想定されています。新庁舎と駅を結ぶ歩行者デッキは地上から約5.5m以上の高さで計画されていますが、周りの住宅の浸水想定は変わらないため、物件ごとにハザードマップで確かめましょう。

まとめ|新庁舎は好材料、売り時は期限と物件の条件で決める

江戸川区の新庁舎は船堀駅前の利便性と防災力を高める好材料ですが、開庁目標は2033年1〜6月で、船堀の価格はこの5年ですでに上がっています。

  • 建設工事の着手は2029年4〜9月の予定で、前回の公表から2年〜2年5か月延びました。
  • 船堀駅の中古マンションの1㎡あたり価格は5年で約27%上がり区全体(約21%)を上回りましたが、旧耐震の住戸は上がっていません。
  • 現庁舎の跡地は官公署として活用する方針で、中央・松島の住宅地の地価は2026年も上がっています。
  • 空き家や期限のある物件は、待つ費用と税の期限を比べてから売り時を決めるのが安全です。

江戸川区の再開発の全体像は「江戸川区の再開発計画一覧|小岩・船堀・平井の予定と地価」、船堀のマンション相場は「船堀のマンション売却|相場5,400万円と駅徒歩・築年数別の売り方」、江戸川区の売却の全体像は「江戸川区の不動産売却ガイド|相場・流れ・費用と高く売るコツ」で解説しています。

「新庁舎を待つべき?」「今売るといくら?」と迷ったら、江戸川区に店舗のある当社へお気軽にご相談ください。

この記事の執筆・監修
株式会社セルフリジェネレーション(宅地建物取引業 東京都知事(2)第105830号/公益社団法人 東京都宅地建物取引業協会会員)。墨田区・江戸川区を中心に、業界経験10年以上のスタッフが不動産の売却・購入・買取をサポートしています。
最終更新日:2026年11月4日

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株式会社セルフリジェネレーションは、墨田区・江戸川区を中心に不動産の売却・購入・買取をサポートしている地域密着の不動産会社です。「まずは価格だけ知りたい」「売るか迷っている」という段階でも、お気軽にご相談ください。

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三好 海斗(みよし かいと)

この記事の監修者

三好 海斗(みよし かいと)

株式会社セルフリジェネレーション 代表取締役
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宅地建物取引士。不動産賃貸経営管理士。既存住宅アドバイザー。1988年生まれの福島県出身。不動産業歴は14年。不動産賃貸・売買仲介をはじめ、投資用不動産、中古不動産仕入れ再販、中古不動産×リノベーションなど様々な不動産企業で経験を積み、自身でも自宅、投資用不動産等で5回不動産購入・売却を経験。2020年にセルフリジェネレーションを設立。2021年にメディア取材や自社サービスや取組みが各メディア(55社の媒体)へ掲載される。

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