夫婦で共同名義の銀行口座をつくるメリットをご紹介!

将来のことを考えて貯蓄したいが、夫婦間でどのようにお金を管理すれば良いのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
そのような夫婦におすすめなのが共同名義の銀行口座である共有口座です。

この記事では、共有口座のメリットと管理方法のコツをご紹介し、家計管理と資産形成をサポートするための情報を提供します。
ぜひ参考にしてみてください。

□夫婦におすすめな共同名義の銀行口座とは?

共有口座とは、個人の銀行口座とは別に、パートナーと共同で管理する口座のことを指します。
共働き夫婦それぞれが毎月一定額を共有口座に入金し、そこから生活費の支払いを行うシステムです。

このシステムにより、双方が責任を持って家計を管理し、平等な関係を保てるようになるでしょう。
また、別途、貯蓄用の共有口座を設けることで、共同の資産形成も行いやすくなります。

共有口座は、日々の生活費用の管理から、未来の大きな目標に向けた共同貯蓄まで、多岐にわたる用途に使用されます。
例えば、食費や光熱費の支払い、子供の教育費の積み立て、家族旅行の資金形成など、夫婦で共有するべき経済活動のほとんどに活用可能です。

2014年の調査によると、共有口座でお金を管理している夫婦は約2割にのぼります。
また、共働きが当たり前の現代では、「夫婦のお金はふたりで一緒に管理する」という考え方が浸透し、今後共有口座を設ける夫婦はさらに増加すると予想されます。

□共同名義の銀行口座のメリットとは?

共有口座を設けることで、夫婦間での生活費の管理が格段に効率化され、貯蓄への道も一層スムーズになります。

1:生活費の支出の一元化

共同講座を設けることで生活費の支出が一元化されます。
共有口座により、生活費の支出が一箇所に集中します。
この一元化は、支出の可視化を容易にし、夫婦間の公平性を保つ上で非常に有効です。
お互いの収支を明確に把握しやすくなることで、無駄遣いを防ぎ、より効果的な資金計画を立てられるようになります。

2:共同貯蓄が容易になる

共同講座を設けることで共同貯蓄が容易になります。
夫婦が共有する目標に向けた貯金も、共有口座を通じて行いやすくなります。
例えば、住宅購入や子供の教育費、退職後の生活資金など、具体的な目標設定を共に行い、それに向けた貯蓄を一元的に管理可能です。

3:夫婦間の平等な関係の維持

共同講座を設けることで夫婦間の平等な関係を維持できます。
収入に差があっても、共有口座を利用することで、家計に対する責任を共に分担します。
これにより、夫婦間での負担や貢献が公平になり、お互いの理解と信頼を深められるでしょう。

また、金銭管理を二人で一緒に行うことで、お互いの価値観や目標を共有し、トラブルを避けられます。

□共同名義の銀行口座の管理のコツとは?

共有口座は、適切に管理されることで夫婦の資産形成と平和な生活において効果的です。

しかし、管理の方法を誤ると、逆にトラブルの原因にもなりかねません。
以下では、共有口座の賢明な管理方法について、いくつかの重要なコツを紹介します。

*生活費用の口座は一緒に管理する

生活費用の口座は共同で管理しましょう。
これにより、双方が生活費の状況を把握し、必要に応じて節約や予算調整を行えます。

どちらか一方だけが管理するとトラブルの元になることもありますが、共同管理なら予想外の出費があった時でも、2人で対応できるでしょう。
また、貯蓄目標を立てた上で意外と貯蓄できていなかった場合には、原因を一緒に考え、解決策を協力して考えていくと良いでしょう。

*個人用の口座を持つ

全ての資産を共有口座に集約するのではなく、夫婦それぞれが個人用の口座を持つことも大切です。
これにより、それぞれが自由に使えるお金を確保し、プライベートな支出に関しても自由を保てるようになります。
小遣い制を導入して、不公平感が出ないように適切な金額を設定しましょう。

*緊急費の確保

どれだけ収入が安定していても、緊急時のために使える資金を確保しておくことは重要です。
例えば、収入が突然途絶えた場合に備えて、生活費の数ヶ月分から1年分の緊急費を確保しておくことが理想的です。
これにより、予期せぬ出来事が発生しても、生活が苦しくなることを防げるでしょう。

*家計簿アプリとネット銀行の活用

家計簿アプリやネット銀行を積極的に利用しましょう。
家計簿アプリを使うことで、複数の口座の入出金や毎月の推移を一目で把握可能です。

また、ネット銀行を利用すれば、いつでもどこでも残高や入出金状況を確認でき、振込や振替も容易になります。
これらのツールをうまく使うことで、共有口座の管理がさらにスムーズかつ効率的になります。

□まとめ

共働きの夫婦にとって、共有口座は生活費の効率的な管理や共同貯蓄、さらには夫婦間の平等な関係の維持に役立つ重要なツールです。
この記事では、共有口座の基本概念から、そのメリット、さらには管理のコツまでを紹介しました。

共有口座を上手に使いこなすことで、家計管理と資産形成をサポートし、共働き夫婦の充実した生活を実現する手助けになることでしょう。
共有口座を通じて、共に目標を達成し、豊かな未来を築いていきましょう。

この記事の監修者

三好 海斗(みよし かいと)

株式会社セルフリジェネレーション 代表
宅地建物取引士
不動産賃貸経営管理士
既存住宅アドバイザー
1988年生まれの福島県出身。不動産業歴は14年。不動産賃貸・売買仲介をはじめ、投資用不動産、中古不動産仕入れ再販、中古不動産×リノベーションなど様々な不動産企業で経験を積み、 株式会社セルフリジェネレーションを設立。2021年にメディア取材や自社サービスや取組みが各メディア(55社の媒体)へ掲載される。